「問題をさしあげます」・・・堤章三氏の思い出 6
「ブログの更新待ってます」
“クイズ王”のある方に言われてしまいまして・・・。いつも覗いてくださっている皆様、ありがとうございます。更新を止めてしまっていてすみません。
8月以降、私の元には『アップダウンクイズ』に関するたくさんの情報が集まってきました。小池清さんが司会をされていた頃の映像も見ることができました。
堤章三さんはじめ番組に関わったたくさんの方が鬼籍に入られ、番組のことが人びとの記憶からも薄れていくなか、昨年11月にタレントではなく一般人を回答者にした正統派クイズ番組で『アップダウンクイズ』の形式を模したものが放送されました。
まっとうに作られたものは廃れても必ず蘇る。『アップダウンクイズ』がどのように制作されていたのかを取材している私には、そう思えました。
では、私の個人的な思い出の続きです。予選の問題である“「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と詠(うた)った、室生犀星の出身地は何市でしょう?”をなぜ強烈に覚えているかというと、堤さんに「室生犀星わからんかったか」と言われたからです。
「わからんからって、あんなこと書くもんやないで」
ああ、解答用紙見てるんや・・・。空欄を避けたかった私は面接のネタにでもなれ、と「叙情詩」と書いておいたんです(面接ではネタにもならなかった)。
「・・・すみません。あっ、答えはどこですか?」
「まだ調べてなかったんか。自分で調べなあかんやろ」
これは本当に怒られました。さすがに反省しました。収録後、私は福島ではなく徳島の実家に帰ったのですが、母と一緒に広辞苑を引いて正解を確かめたのを覚えています。
私は結局負けてしました。収録後なのか、優勝した子に出す最後の映像クイズの準備をしていたときなのかわかりませんが、総評をいただいた記憶があります。
「(解答権を)取るの早いのに、簡単な問題を知らない。これはみっともない。勉強し直しやな。あとはパネル!」
「はい」と頷くしかありません。
「他にはどんな番組に出た?」
「『高校生クイズ』です」
「『高校生クイズ』って3人で出るやつでしょう?じゃあ一人で出るのは初めて?」
「はい」
「これ初陣か!上出来や」
勝てなくても、堤さんにそう言っていただけたことが、とても嬉しかったです。
「5年後やな!」
「はい!」
この時代のアタックに出た人にこの話をしても「堤さんとそれだけいっぱい話すって、そんなことあるの?」と言われるのですが、『アップダウンクイズ』の話をしたこと、収録のあった晩に母と一緒に広辞苑を引いたこと、「初陣か!上出来や」の言葉、確かに記憶にあるんですよね・・・。どう考えても、ディレクターや他のスタッフの方か、児玉さんと話した内容と勘違いしているとは思えないんです。
もし、当時の『アタック25』に出場された方で、堤さんに思い出のある方がいらしたら、コメント欄に書いていただけたら幸いです。
堤さんの思い出は、昨年6月24日に書き始めたので、こうして書き終えるまでにちょうど7ヶ月が経ってしまいました。更新を停滞させている間に『アップダウンクイズ』と堤さんゆかりのたくさんの方々にお話を伺うことができました。そちらの内容は、『アップダウンクイズ』という番組が中心になりますが、個人のブログではなくきちんと書籍にして世に残るよう画策しています。すぐにとはいきませんが、ご案内できるようになったらこのブログでもご報告いたします。
辛抱強く更新を待ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
そして、2009年1月24日に亡くなられた堤章三さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
「構成の堤です」
お会いできて光栄でした。



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